ココカラファインがAIを導入!問い合わせ業務を効率化

AIの導入により、業務効率化を進める企業が増え続けている。

 ドラッグストアや調剤薬局を展開する企業「ココカラファイン」(横浜市)は4月26日、問い合わせ業務にAIを導入したことを発表した。

 今回、同社が採用したシステムは、ロボットやAI などの開発を行う企業「タケロボ」(品川区)が開発したマルチデバイスコミュニケーションシステム「マルコシス」。さまざまなデバイスで利用可能なAIシステムを構築することができるという。このシステムを利用した、社内Q&Aシステム「ココカラボット」を同社は導入した。

同社は、くすりだけでなく、食品や日用品、化粧品など扱う商品が幅広いため、現場にいる店舗スタッフ一人が覚えなければならない知識量は多い。また、利用客に対して丁寧な接客を心掛けるためオペレーションも多様化しているほか、事務作業などといった細やかな業務も多く抱えているのが現状である。

 そんななかで、「ココカラボット」を稼働させ、全国1300店舗におけるQ&Aに対応していくという。本部および店舗スタッフはスマートフォンおよびPCから、話しかけるような“自然な文章”で質問することで回答が得られる。現場で分からないことが発生した際に、迅速に解決に向かい、ほかの業務への負担も出さないのが最大の特徴だ。

 ココカラボットは、店舗や本部スタッフが多様な質問をしていくことで、質問の傾向や店舗ごとの質問内容を“覚えて”いく。これにより回答品質の向上はもちろん、接客の向上、業務全体の改善にもつなげられる。将来的には、利用客からの質問にも対処させるなど、さまざまな活用方法を検討しているという。

幅広い分野においても、AIが導入されていくケースは今後ますます増えていくだろう。AIなどの機械やシステムができることを活用して、より質の高い仕事をしていくことが私たちに求められそうだ。

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■ココカラファイン企業HP【外部リンク】

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