地方出身者がノスタルジックな気持ちになるアイテムを紹介するこのコーナー。今回は長野県出身東京在住の女性が、地元産のめんつゆと寒天ゼリーの素を紹介してくれました!
というわけで、編集部は足立区に住むSさん宅にお邪魔させていただきました。
Sさんは長野県千曲市の出身。埼玉県の高校を卒業した後は仙台の大学に進学し、神奈川県内で働いた後に上京しました。その後はカンボジアに渡って働いたこともありましたが、2年前に再び東京へ戻ってきました。
まさにどんな調理にもこれ一本なアイテム
そんなSさんが紹介する地元を思い出すアイテムは、食品製造や供給を主に行う「テンヨ武田」(甲府市)が販売する濃厚だしつゆ「ビミサン」です。
ビミサンは1964年から販売されている、いわゆる“ロングセラー商品”。「濃縮5倍の濃いつゆ」として売り出され、めんつゆのほか、煮物や丼物、炒め物などにも使われ、主婦を中心に大変重宝されています。地元の家庭を覗けば必ずと言って良いほど食卓に並んでいるんだそうです。
Sさんは、「地元ではお雑煮にビミサンは欠かせません。昨年、お雑煮を作るために、スーパーへビミサンを買おうとしたところ、店員さんに『置いていません』と言われてそこで初めて東京で売っていないことを知りました。今ではお母さんから定期的に送ってもらっているのですが、ビミサンを使ったお雑煮を味わうと、地元の風景が浮かび上がって懐かしく感じます」
ローカルなCMが人気!のアイテム
次に、地元を思い出すアイテムとしてSさんが紹介してくれたのは、「伊那食品工業」(伊那市)が販売するゼリーの素「かんてんぱぱ」です。
お湯に入れて溶かすだけなので、誰でも簡単に作ることができます。また、フルーツを加えたりとアレンジも簡単にできるので、オリジナルのおやつを作れちゃいます。
「かんてんぱぱは、お姉ちゃんが昔よくおやつの時間に作ってくれたんです。夏の時期によく食べたので、私にとっては小さい頃の夏の思い出でもあります。CMがあるのですが、地元にしか流れていないんです。また、毎週日曜日には番組と番組の間に5分くらいのミニ番組として放送されていて、子供たちがかんてんぱぱを作るという内容なのですが、そういう昔懐かしいことが思い出されます」とエピソードを話してくれました。
というわけで今回は、「ビミサン」と「かんてんぱぱ」をご紹介ました。地元が懐かしくなる、ノスタルジックな気持ちになるアイテムって誰にでもありますよね。
ビミサンは、東京・八重洲にあるアンテナショップ「富士の国やまなし館」で購入することができるそうですよ♪