12月9日、ラジオ番組「桜井奈津とおにおにのロングライド」(エフエムみしま・かんなみ、愛称:ボイス・キュー)パーソナリティの桜井奈津さんと大西涼太郎さんが、三島市福祉事業課に300,518円の寄付を行った。
番組放送100回を迎えた記念チャリティー企画として行われた今回の寄付。番組オリジナルマスクとステッカー、桜井さんのフォトブック販売で得た収益の全額を寄付するという内容だった。
「桜井奈津とおにおにのロングライド」が始まったのは2018年7月。毎週月曜日の19時から1時間、競輪の魅力について熱く語る番組だ。
2020年5月に放送100回を達成したことを受けて、チャリティー企画がスタート。8月にグッズ販売を開始し、10月までの約3カ月で300,518円を集めた。
「競輪選手養成所もあり、ここ近年だと自転車の世界大会の開催地として選ばれるなど、静岡と自転車はとても関係が深いんです。そういう背景もあり、番組100回記念では、自転車で静岡県をもっと盛り上げる何かをしたいと思って今回の企画を考えました」と桜井さんは語る。
一方の大西さんは、日本パラサイクリング連盟広報を担当しており、障がい福祉関連に以前からつながりを持っていたという。
「番組や大西さんの活動を通じて私も福祉に携わるようになりましたが、福祉についてもだんだんと興味が湧いてきました。そこで、オリジナルグッズを販売して、集まった金額を寄付しようということになったんです」(桜井さん)
オリジナルグッズの一つであるマスクには、競輪では縁深い数字である1を3つ並べたマークを入れ、番組100回記念ステッカーも作り、桜井さんはフォトブックにも挑戦した。
12月9日当日、桜井さんと大西さんは、三島市役所本庁舎を訪問。豊岡武士三島市長と話したあと、寄付金を贈呈した。
「豊岡市長からは、自転車は幅広い世代が楽しめる競技で、運動としても健康法としても良く、関連したイベントなどを考えたい、とお話いただきました。とても楽しい時間でした」(同)
番組としては今後も自転車を通して、福祉に関する活動にできる限り協力していきたいとのことです。
「今後は、静岡県、日本、世界とどんどんと視野を広げて、自転車の競技を通じてその地域を盛り上げたり、福祉にも携わっていきたいと思いました」と桜井さん。
「今回の企画を通じて福祉についてたくさん考える機会をいただきましたが、私自身が母子家庭で育ったということもあり、今後は母子家庭で育った子どもたちをサポートできるような活動もやっていきたいと思うようになりました」とも桜井さんは語った。
■「桜井奈津とおにおにのロングライド」