残業が少ない企業ランキング広告&マスコミ業界

転職および就職情報を発信するサイト「キャリコレ」は、11月20日に「広告業界の残業が少ない企業ランキング」、同22日に「マスコミ業界の残業が少ない企業ランキング」を発 表した。

まずはランキングから見てみよう。

●広告業界の残業が少ない企業ランキング
1位、サイバー・コミュニケーションズ(26.3時間/月)
2位、サイバーエージェント(37.2時間/月)
3位、オプトホールディング(40.8時間/月)
4位、アサツーディ・ケイ(43.1時間/月)
5位、電通(50.4時間/月)

●マスコミ業界の残業が少ない企業ランキング
1位、J:COM(ジュピターテレコム)(28.8時間/月)
2位、NHK(日本放送協会)(29.0時間/月)
3位、サイバーエージェント(35. 0時間/月)
4位、大日本印刷(37.0時間/月)
5位、リクルートライフスタイル(38.3時間/月)

両ランキングで上位にランクインしている、サイバーエージェントに勤める30代前半の女性制作ディレクターは、「最近はカードで入退室時間をしっかり見られていて労働時間が 長い社員に関しては上長に注意がいくようになっている。広告代理店本部は、コンペ前など残業や休日出勤が多いが、メディアの方は比較的ライフワークバランスのとれている人 もいる印象」とコメント。

また、労働環境改善などで多くの注目を浴びている電通で法人営業を担当する20代後半男性は、「最近は、一連の問題があり22時までしか残業できなくなった。また全社的に65時 間までしか働けないということもあり、かなり楽になっている。土日の勤務も基本的には禁止になった」とコメントしている。

「働き方改革」が叫ばれている昨今。残業を減らすことが業務や会社自体を良くなることに直接つながるとは限らないが、何を優先して、そのために何をすべきかが問われていく のかもしれない。

なお、同調査の対象は、「広告業界の残業が少ない企業ランキング」は、『日経業界地図2018年版』(日本経済新聞出版社)の「広告」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ 」に雇用形態が正社員のユーザーから給与・残業情報が20件以上寄せられた企業(対象期間:2015年4月1日~2018年3月31日)。

マスコミ業界の残業が少ない企業ランキングは、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「出版」「印刷」「新聞・テレビ」「ペイテレビ」「ラジオ」に記載があ り、対象期間中に「キャリコネ」に雇用形態が正社員のユーザーから給与・残業情報が20件以上寄せられた企業(対象期間:2017年4月1日~2018年3月31日)となっている。

キャリコレは、メディア運営などを行う「グローバルウェイ」が運営する転職および就職情報サイト。2006年から運営を開始している。

<関連リンク>
■キャリコネ
https://careerconnection.jp

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