訪日外国人が年々増えるなか、国内の飲食店は“ベジタリアン対応力”を上げなければならないのでしょうか?
1月19日、東京・赤坂の「Natuluck赤坂 5階会議室」で、「第2回訪日旅行者受け入れ対策セミナー」が開かれました。同セミナーは、赤坂エリアに外国人観光客が年々増加するなかで、同エリアの飲食店および宿泊施設の接客対応力を上げることを目的に「赤坂地区活性化協議会」が主催するセミナーです。前回は2018年10月、「おもてなし力UP」をテーマに開かれました。
第2回目の開催となった今回は、株式会社フレバシー代表取締役の播大樹(はりたいき)さんがゲストスピーカーとして登場。世界においてベジタリアン人口が15億人いること(2010年現在)、日本人観光客のなかにも同様に130万人の(2017年)ベジタリアンがいることなどを説明しました。
セミナーで播さんは「最近は外国人もですが、日本人のなかにも食べられない物があり、食事について困っている人が多くいる傾向にあります。仲間内で食事に行くことが難しかったりと、様々な苦労を抱えている現状があるなかで、当たり前に対応ができて、もっと楽に暮らせるようなインフラを作っていきたいと思っています」と話していました。
会場には、赤坂の飲食店および宿泊施設に勤務する約20人が集まりました。自身が働く店や施設などの課題などを播さんにぶつけるなど、積極的な会となりました。
昨年、初めて外国人観光客数が3000万人を突破した日本。各飲食店では、ベジタリアン対応がマストになるかもしれません。